見どころ
手賀沼周辺の見どころを紹介します。
千葉の観光スポットとして手賀沼周辺は有名です。周辺市民の環境への意識は高く自然環境の保全・創造のための市民活動が活発に行われています。
周辺には、手賀沼公園、手賀沼親水広場(水の館)、鳥の博物館、五本松公園、手賀の丘公園、手賀沼ハス群生、道の駅[しょうなん]などが有ります。
また、あまり知られていない穴場的な見どころで、フォーラム企画が開催されたところの中からいくつか紹介します。
【沼南】旧手賀教会堂
〒270-1465 柏市手賀666-2 Gogle地図
04-7191-7414 (柏市文化課)
−木下街道沿いに創られた教会、激動の時代を乗り越え、神父不在でもなお信仰を維持してきました−
正式名称は、日本ハリストス手賀教会(手賀使徒伊望正教会 )といい、ギリシャ正教の教会です。現存する首都圏内の教会堂としては最古のものです。
明治6年、キリスト教の信仰禁止が解かれ、日本ハリストス正教会の布教活動が北海道函館から始まり、明治8年船橋市に教会が設置されました。当時、木下街道は、銚子−木下−行徳―日本橋を結び、物資や人がにぎやかに行き交っていたことから、街道沿いに布教が浸透し、大森・船穂(印西市)、布佐(我孫子市)に教会が設置されました。手賀、布瀬地区の人々は、明治12年に教会を創立し活動をはじめ、同16年にこの教会堂を設置しました。
日露戦争ころから、正教会への風あたりが強くなり、この周辺の教会も次々に姿を消していきました。手賀教会も第二次大戦前に神父がいなくなりましたが、信徒たちは教会堂を維持し、現在は8世帯が新教会堂で信仰を守っています。
見学は、毎週土曜日・日曜日 午前9時から午後3時まで
交通案内
■交通:JR柏駅東口 東武バス布瀬行きで20分、バス停「手賀下車」徒歩7分
■車 :常磐道柏ICから国道16号経由25分
■駐車場:なし
【沼南】弘誓院(ぐぜいん)
〒270-1454 柏市柳戸612
04-7191-2268
真言宗豊山派の寺院。九世紀はじめに行基が開山したと伝わります。
境内にそびえる雌雄2本の銀杏樹は、柏市指定天然記念物。本堂南側のものが雄樹で、西側のものが雌樹。 雌樹には乳柱が発生しており、母乳の少ない婦人がこれを削り、煎じて飲むと乳に恵まれるという言い伝えがあります。
本堂に奉納されている「間引き絵馬」が圧巻。これには、母親が産んだばかりの自分の子の口をふさいで殺している絵と、その母親が鬼になっている絵が描かれています。
交通案内
■交通:JR常磐線柏駅東口からバス5番のりば布瀬行き「手賀農協前」下車徒歩5分
■駐車場:普通車 10台
【白井】金山落の桜並木
〒270-1401 白井市今井
江戸時代、何度も氾濫した手賀沼に、灌漑用水として「金山落」と呼ばれる用水路が整備されました。昭和36年その両岸にソメイヨシノや八重桜150本が植えられたのが始まりです。現在は約280本に増え、大きく育った樹が川面に垂れ下がり、風情ある景色となっています。
花見の時季でも、屋台が出ることもなく、静かな田園風景を楽しむことができます。
交通案内
■交通:JR柏駅東口5番バス停「布施」「手賀の丘公園」行き 「手賀農協前」で下車
徒歩25分
【白井】滝田家
〒270-1402 白井市平塚
04-7492-1123 白井市教育部文化課
国指定重要文化財
滝田家は江戸時代から平塚にお住まいの旧家で、滝田家住宅はこの地に建てられてから300年以上の年月が経過しています。現在、千葉県内に所在する国指定重要文化財の古民家で居住を続けているのは、ここ滝田家のみです。
建物が建築された年代を示す資料は発見されていませんが、建築手法や各種資料から見て17世紀中頃から後半に建てられたと推定されます。 その梁や桁の見事さ!に圧倒されます。
見学を希望する場合は、事前に文化課047(492)1123に連絡が必要です。
交通案内
■交通:JR西白井駅から市内循環バスで24分(日・祝日・年末年始は運休)徒歩2分
【印西】亀成川源流部
〒270-1327 千葉県印西市大森2364-2
0476-42-5111 印西市役所
印西市を流れる亀成川とその源流域は、首都圏にありながら、豊かな生態系に恵まれ、オオタカ、サシバなどの猛禽類から、魚類、ホタル、トンボなどの昆虫や植物に至るまで、さまざまな貴重種が生息し、環境省「日本の重要湿地500」に選定されています。
特に源流域は、ニュータウン開発で荒造成後、40年以上そのままになっていたため、草地、樹林地、湿地、谷津田に絞り水がたまってできた池など、多様な環境が連続性を持って混在し、生物多様性の宝庫となった。首都圏では類を見ないほどの素晴らしい里山景観が残っています。
現在、亀成川源流域では、ニュータウン事業の終息に向けて造成工事が急ピッチで進められています。この地域の貴重な自然を保全するための活動が、手賀沼流域フォーラムの2009年度シンポジウムをきっかけに立ちあがりました。
亀成川を愛する会
手賀沼公園
手賀沼公園
〒270-1155 千葉県我孫子市我孫子新田 Gogle地図
04-7185-1542 (我孫子市役所都市部公園緑地課)
我孫子のシンボルである手賀沼と生涯学習センターアビスタが一体感を持った公園として整備されており、水と緑に親しめる世代を超えて交流できる空間として市民の憩いの場となっています。
3月の春休みから11月までの土、日、祝と夏休み期間中にはミニSLの運行とレンタサイクルの貸し出しが行われています。
我孫子市生涯学習センターアビスタは、我孫子地区公民館と市民図書館の複合施設です。アビスタ屋上からの手賀沼の景観は素晴らしい。
交通案内
■徒歩:JR常磐線我孫子駅南口より南へ約800メートル。徒歩約10分
■バス:我孫子駅南口バス停より「手賀沼公園」下車
■駐車場:50台収容 最初の1時間は無料 その後1時間ごとに100円
(駐車場利用時間は8時30分から21時30分)
千葉県手賀沼親水広場
手賀沼親水広場 水の館
〒270-1146 千葉県我孫子市高野山新田193 Gogle地図
04-7184-0555
手賀沼親水広場は、近接する山階鳥類研究所、鳥の博物館と並び、我孫子市の新しいシンボルとして県内外からも多くの人々が訪れています。年間を通して子どもから大人までが楽しむことの出来る施設の1つとして広く好評を博しています。
1階の展示ホールでは手賀沼池に生息する魚たちを小水族館(水槽)で観ることができます。
3階プラネタリウム室では季節ごとのプログラムで投影を楽しめます。(無料)
最上階の展望室は手賀沼周辺が360°展望できます。四季折々の手賀沼の姿を眼下に一望でき、晴れた日の澄みきった空には遠く筑波山や富士山を望むことが出来ます。
屋外の広場では、夏季はじゃぶじゃぶ池、水の広場で子どもたちがはしゃぎます。
池(ミニ手賀沼)では季節により睡蓮の花が可憐です。また、手賀沼脇の遊歩道も楽しめます。
交通案内
■バス:我孫子駅南口バス停より我孫子市役所下車徒歩約5分
■駐車場:無料 第1駐車場23台、第2駐車場77台